秋田県現代詩人協会ブログ

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詩のパズル 1

次の詩は、吉田慶子さんの「かた雪こんこん」ですが、2連目と3連目をばらばらにしています(不必要な1行もあります)。あなたなら、どう組み立てますか。想像力をふくらませて、ためしてみてください。

かた雪こんこん

冷えきった村が眠りにおちると
目覚めた月が高く冴える
かた雪に映った柿の木が
モンスターとなり
鳥の喰い残したマメ柿の実が
まっ赤な肉を潰してボダリと落ちる

(2連) 3行 

(3連) 4行

月の夜のかた雪は
透明になめらかに足あとを消し
あした汽車に乗る若者の後ろ肩を
固く照らす

そのすぐあとにやって来る雪消し雨は
血のように潰れたマメ柿と
血のようにこびり付いた噂ばなしを
あとかたもなく流してくれる

なにごともなかったように
村の時間は春のめぐりに溶け込んでいく


ア やわらかい雪のシャーベットも凍り
イ 潰れたマメ柿を踏みつける娘がいる
ウ 少しはなれて
エ 眠った村と目覚めた月と
オ モンスターの下で三里塚を語る若者と
カ その狭間で化けてしまった柿の木が
キ この人とはもうだめかも知れない予感に揺れ
ク 黒いふろしきのように両手を広げる
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  1. 2011/11/21(月) 23:30:35|
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