秋田県現代詩人協会ブログ

戦後の詩誌

中村不二夫著『廃墟の詩学』(土曜美術社出版販売、2014)に、秋田県関係の詩誌が載っていたので、紹介する。ホームページの昭和詩年表には、いずれ追加予定。

「七葉樹」(秋田県由利郡/国立療養所内斎藤吾一方/真壁新之助/昭和二十一年五月)
「新詩友」(秋田・四六年七月)

また、「造形文学」全国支部一覧 一九四九年三月一日現在、として
秋田支部・大島栄三郎、とあり。

また、以下の記述があったので、ふだんみることもないので参考までに。

《戦後秋田の詩的動向は、『秋田年刊詩集一九五一』の覚え書から知ることができる。
 「『処女地帯』は押切順三、北本哲三等を主体としてアナーキステイクな抵抗による詩に於るリアリズムの振幅を試み、一方その抵抗が稍虚無的に、方法に於てサンボリズムと結びついた様な位置に大嶋栄三郎等の『塑像』がある。石田八平、吉田栄等による『未知詩』が廿代のニヒルを微笑の仮面に托し社会的なものの肯定と否定のなかで新しいリリシズムを摸索し、安倍英雄、斎藤吾一等の「なぎさ」は特権環境(療養所というベッドの上の水平生活)にあつて感覚的機知的なやや温柔な正統抒情詩作業をなしている。
 他に本詩集編集まで間に合わなかつた奥山潤の『アンコタン』、港富蔵等の『肩を組む人』、『秋田新詩人』等があり、亦近々復活活動に入る旧『奥羽詩人』グループをも加え、これら厖大な未知数の驚威(ママ)は今後の活動と十全の編纂に待つものが多いだろう。」 (近江葭夫)》

また「列島」第一次最終号(五〇号・四六年六月)の同人として、安部英雄の名前があった。
スポンサーサイト
  1. 2017/08/09(水) 00:29:51|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0